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SICS 22期 第5回例会(2022年1月22日)

22期 第5回例会が開催されました.

第5回目の例会では,まず講義として,

  • 日本の伝統文化の五感訴求
  • 色彩計画とは何か
  • グラフィック展開事例とポスター表現における注意
  • 成果物の展開事例
などのテーマについて,事例を用いて解説を行っていただいた.

これまで取り組んできた,動物イメージ,12ヶ月の都市別イメージ,ライフスタイルイメージの分析をふまえ,今後の課題の方針について説明があり,
最終成果物に向けた,制作イメージを提示していただきました.

午後からの課題では,これまでの課題内容を踏まえ,最終成果物のラフデザインを行いました.

●会場風景

例会風景 例会風景
例会風景 

●参加者の感想

  • 配色を決める上でイメージを考えて選んではいたが、時間軸を考えたいストーリーとして思い起こしたことがなかった。しかし相手にイメージを伝える上で作る側が具体的なイメージを持っていた方がデザインの軸がはっきりするので色彩にも大切なことだと思った。またその上で五感を意識するとより明確にイメージすることができそうだと感じた。
    グラフィックのデザインをする際にイラストレーターを使うことが多くなったが、メタ的な点でもデザインを確認してみたいと思った。またパソコンに向かっていることが多いので手を動かして作業する経験を大事にしたいと感じた。
  • 今回の講義で一番印象に残ったのが、ポスターデザインについてです。素人目だとなぜこのポスターが髙い評価を受けるのだろうと疑問に思うものがありました。しかし、完成評価基準やポスター表現における注意事項を聞き、根拠のある採点が行われていることに気づきました。配色のセンスや表現力、発想力などデザインの重要さを知りました。
    デザインにおいてイラストレーターなどのソフトを「触れられる」と「使いこなす」は違うという言葉にドキッとしました。使えているつもりでも、それらを自分の表現したいように使いこなせているかと聞かれると答えに ってしまいます。今はデザインを専門にしていない人でもコンピュータを使えば簡単にデザインができる時代なので、他にはない、新しいデザインの掛け合わせや技術力が試されるのだと思いました。
  • 1つのモチーフに決まった色を使用という制約がある中で、シンプルではあってもストーリーを感じさせる洗練されたデザインを作ることができるということに驚きました。
    それも様々な展開方法があるということに気づかされた内容で、今後のデザインに生かしていける内容で、ワクワクしました。
  • 毎回、本当に多くの学びと気づきをいただいています。
    宮内先生の講義では、札幌市内の景観について、住む人、都市全体を考えることの大切さを毎回、深く感じます。
    また、色を選び、色を決める。色彩計画とは何か!・・・に、自分の仕事を振り帰りながら、色に意味を持たせることの重要性を再認識することと、なりました。
    経営能力の中に見分ける能力という言葉に、またまた頭を叩かれたような感じがしました。
    午後の『動物カレンダーの演習』で、イラストレーターを使ったことの無い自分としては、本当に辛い演習でしたが、宮内先生、大渕先生、そして課題制作に佐藤裕子さんにご協力をいただき、何とか提出出来そうです。
    イラストレーターを楽しみたいをコロナ禍の中の楽しみの一つにしようと密かに思っています。