SICSについて
これまでの活動
SICS 22期 第4回例会(2021年11月6日)
22期 第4回例会が開催されました.
第4回目の例会では,まず講義として,
- 感性マーケティングとは
- わかりやすい「ビジュアルプレゼンテーション」
- カラーイメージをどのように生かすか
- ビジュアルデザインとテキスタイル柄表現
- 柄の開発と展開技法
前回の課題であった,ライフスタイル別イメージに対する講評が行われた.
これまで取り組んできた,動物イメージ,12ヶ月の都市別イメージ,ライフスタイルイメージの分析をふまえ,今後の課題の方針について説明がありました.
●会場風景
●参加者の感想
- 昨今のビール、発泡酒、発泡性(リキュール)のパッケージの分析は大変興味深かったです。次々と新商品が出て、パッケージの差別化も難しくなっているだろう中で、どのような意図で、あるいは意図に反して似通ったパッケージデザインが世に出てしまう背景について、広告業界の裏事情を聴いて納得しました。 また、古くから北欧にテキスタイルデザインの文化が発展する素地があったことを知って、気候風土の似たこの北海道で、今取り組んでいる動物イメージと、地域と季節イメージの配色分析から、新たな北海道発のテキスタイル文化が生まれ、世界へと広がっていったら素敵だなと想像してしまいました。
- 先日の講義で印象に残った事の一つに「美しいと感じた事をただそれだけで終わらせるのではなく、なぜ美しいのかその理由を推測する必要がある」との言葉があります。 なぜ美しいのか?今まで習った配色技法や自然に馴染んでいるか等を基に推測すると思うが、自分の推測が果たして適切なのかどうか?的はずれの可能性もあり、なかなかハードルが高いと感じつつも、分析する力をつけていきたいと思います。
- 現代には要素(色、形など)がありすぎてどれを選んだら良いかわからないって人が(自分も含めて)たくさんいるのではないだろうか。そのために、モチーフから手掛かりを得て、アイディアを作ったらいいということが分かった。モチーフを選んだらモチーフそのものを書き起こしがちだけど、色を抜き出して置き換えるという手段を知れたのは SICS のおかげだなと思う。
- 広告やマーケティングのお話では普段授業では習うことのない企業の裏話が聞けてとても興味深かったです。世の中に出ているものが全て正解と思い込まず、客観的に見て分析し、疑念を抱く姿勢を持ちたいと思いました。また、今回の講義の中で出てきた図学についてかなり勉強不足だと感じました。今やコンピュータでなんでもできてしまう時代なので計算などコンピュータに頼りきりになってしまいますが、基本的な知識やなぜその形になるのか、その動きになるのかなどをしっかりと理解してコンピュータを使うべきだと思いました。テキスタイルにおいてもコンピュータだけではなく人間の感性が重要になってくるので、配色などがなぜ大切なのかを再認識することができました。